空ろぐ樹の元に うつろぐきのもとに
色付いた葉が付いていた木々は
その身を覆う葉を無くし、冷たい風を受けると
小さな枝を揺らし、寒さに凍えている様に見せる中
2人の少年と1人の少女が手を繋ぎ当たりを見渡していた。
「ココにがいたんだけど、覚えてる?」
ブラウンの髪を揺らしながら、自分の左手を握っている
少女に言葉をかけるものの
声をかけられた少女は首を左右に振り
動きで答えを返す。
キズ付き、服を赤く染めいた少女が
怖さと恐れを無くし、
外に出る様になるまでになり、
始めは直ぐにでも迎えが来るものだと誰もが思っていたが
1ヶ月たっても
2ヶ月立っても迎えはなく
今現在4ヶ月の時間が過ぎていた。
「そっか・・・・
無理に思い出さそうとしなくても良いよ」
恐怖を目に宿しながら
周りの風景を見ているに優しく微笑みかけ
歩く事を促し木々の間の街道を抜け
街中をゆっくりと少女の速さに合わせ歩いて行く。
普段見慣れている、街の賑やかさも人の多さも
には脅えの対象になり
握られている手から振るえが伝わる。
「、辛くなったら帰るから直ぐに言うんだよ」
藍色の髪を揺らし、を視界に入れながら
握られた手を強く握り安心感を与えると
の視線が道行く人々から
エメラルドグリーンの瞳を持つ人物を視界に入れ頷くと
振るえは止まり、握られている手は更に強く握られ返され
を挟んで隣に居る人物に声をかけた。
「キラ、今日は何を買うつもりなんだ?」
「えっと、の読む本とゲームかなぁ?」
考え込むように言葉を少し濁し、問われた事に返すと
「解った、早めに済ませて帰ろう」
じゃないとがまいってしまう・・・・
振るえは止まったものの、精神的に考えると
長時間の買い物より短時間にし余った時間は家で使う
方法を考え出し
実行する為に視線を送るとアメジストの色の瞳を持った
少年が頷きくものの少女の速さに合わせているので限界はあるが
極力早めに切り上げる様うながしながら足を動かし
目的の店である本屋へと入った。
「ねぇ、アスランこの本はどうだろう?」
厚手の表紙で作られた本を手に持ち
横で本を選んでいる少年に声をかける
「どれ?
それより、コッチの方が良くないか?」
顔を動かし差し出された本を見てみるが
アスランの趣味に合わなかったのか
紺色に夜空の中に汽車の絵が描かれている本を取り出し
キラに見せるが
「え〜
そんな難しいそうなのよりコッチの方が良いて」
非難の声を上げられるが
の興味がキラの持つ本よりアスランの本に向いている為
キラはため息を付き
「がソレを欲しいなら良いよ」
肩から力を落し、苦笑しながら歩き出したキラの後をが追い
その後を本を持ったアスランが続き会計を済ませると
次の目的地である店へと歩き入って行く。
見やすい様に並べられたゲームを手に取りながら
裏を見、説明が書かれた文章に目を通し
気になったモノを選び出し、手に取り清算を済ませ
店を後にし、冷たい空気を感じながら歩くが
人込みの中を歩く為、3人手を繋いで歩く事が出来ず
キラとが手を繋ぎ
アスランとが手を繋いだり
と、交互で手を繋いでいると
急にの足が止まり、
一緒にいたアスランも引っ張られる様に止まると
少し前を歩いていたキラも達の行動に気付き
足を止めると不思議そうに、を見ると
露天の店先に並べられたネックレスを興味深げに見入っており
キラとアスランが目を合わすと、
2人してと同じ視線になる位置まで屈み
「どうしたの、?」
人込みにかき消されない様注意しながら
キラが声を出すものの
の視線は1つのモノから離れず、反応も示さなかった。
声をかけたキラと見入っているに気付かれない様
ため息を付き
「すみません。コレを頂けますか」
アスランが露天の店員に声をかける
清算を済ませると、買ったモノを手に取り
の首にかけると、チリンと高めの音を鳴らし
胸元へと収まった。
「へぇ、ちゃんと音が鳴るんだ」
鐘の形をしたペンダンドはには少し大きく
胸下で飾りを受け取る形になり
1歩1歩、歩くこどに音色を奏で
の存在を確かなモノにしていった。
記憶が無く、喋る事もなった少女が
文字を覚え、字を書き、話す事を覚え
数年だった小春日和の時
そよ風に運ばれる、桜の花びら舞う中
1人の少年と対面する様に少年と少女が立ち
再会の約束と別れを付け
少年と共に春も一緒に去っていった。
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第3話
この3話を持ちましてプロローグは終了致しまして
次の話からTVと同じ話に入っていく予定をしております。
なんだか主人公さん、キラとアスラン色に染められてますね・・・・
3人での生活が気になる方、もし宜しければ『 16のお題 』をお読み下さい。
キラとアスランの過保護プリが見られますので
2003 8 14